フラット帆布とエステル帆布の違い
大きく違う点は、見た目として表面がフラット(平らでつるつる)なのかデコボコしてザラザラなのかの違いがあります。
フラットに仕上げた事で意匠性が良くなり、中大型テント等に使用される様になった為、防炎処理や防汚処理が施されています。
基本的に5号帆布と呼ばれているタイプの商品をフラットに仕上げているので、数値でみた強度的には同じです。
厚みが違うという話も出ますが、エステル帆布は正面がボコボコしているのでその差です。
ボコボコを潰しているだけなので、重量的にはほぼ同じになります。
そこ厚みの差を見て分厚い=丈夫と考えるのはちょっと危険です。
例えば全く同じ素材のスマホケースで、片方フラットで、片方デコレーションして厚みが少し出ていた場合、どちらの強度があるかと考えたら、同じという事が想像できると思います。
用途としてはエステル帆布が使われる様な事は、フラット帆布は網羅できると考えていいと思います。
ただフラット帆布には、テント倉庫という用途があるので「防炎」や「建築基準法」に適合したという認定番号を持っている場合が殆どです。
ですのでフラット帆布の代替品として、エステル帆布を使用する場合には法律等に気を付けなければいけません。