その他 コーネックス糸





耐熱 防炎 耐薬品性に優れたメタ系アラミドで、防護衣料やホース、フィルター、コピークリーナーなどを含む産業用途に採用されています。
独自の化学構造を持つコーネックスは、炎が燃え移ったり、融解して皮膚に付着することがありません。
コーネックス、および高い染色性をもつコーネックスネオは、ご要望に合わせて個別対応することができます。

コーネックスを選ぶ理由

優れた耐熱性および難燃性
優れた耐久性および熱寸法安定性
常温使用温度210℃~230℃
引火点620℃
発火点800℃

一般物性

コーネックスミシン糸の強力、比重などの一般物性はポリエステル、綿といった汎用繊維と大きな差がなく、縫製作業効率の低下の心配はほとんどありません。

耐熱性

コーネックスミシン糸は溶融せず、約400℃で徐々に分解炭化します。
これはポリエステルの使用限度限界より100℃以上高いものです。
また、低温環境でも特に著しい硬化は見られません。
コーネックスミシン糸は、広温度範囲で仕様できる縫い糸なのです。

難燃性

コーネックスミシン糸は極めて燃えにくく、自己消火性を持っています。
ですから、火災時の煙と有害ガス発生を極めて低く抑える事ができます。
また、溶融ドリップがなく、溶融による皮膚火傷の恐れもありません。
コーネックスミシン糸のこれらの耐熱エネルギー性能により、1000℃以上といった火災に対しても、一定の遮熱硬化を発揮するのです。

耐薬品性

コーネックスミシン糸は一般的に薬品に強く、特にアルカリ、有機薬品に対して優れています。

吸湿性

コーネックスミシン糸はナイロン以上の吸湿性があり、合成繊維の中で最も吸湿性のある繊維といえます。

分子構造と分類

全芳香族ポリアミド繊維/メタ型

一般物性比較

  強力(g/de) 乾湿協力比(%) 伸度(%) 陽性率(x10°dm/㎡) 弾性回復率(3%時/%) 比重
コーネックス 4.5-5.5 85 35-50 2.1 71.5 1.37
ポリエステル 4.7-6.5 100 20-50 0.91 81.4 1.38
綿 3.0-4.9 105 3-7 0.54 100 1.14

引火点と発火点比較

コーネックス 620℃ 800℃
ポリエステル 470℃ 630℃
綿 420℃ 520℃
熱板上に置いての発炎温度

防炎性能比較

コーネックス 29-32
ポリエステル 20-22
綿 17-20
LOI値(限界酸素数)燃焼維持最低酸素量指数

発煙性と燃焼ガス比較

煙濃度 発生ガス量
CO CO2
コーネックス 6CA 536 370
ポリエステル 18CA 1166 510
綿 9CA 4000 3300

耐薬品性能(強度保持率)

硫酸 20%/20%/2000時間 90%以上
苛性ソーダ 10%/21%/100時間 97%
酢酸 100%/21%/1000時間 90%以上
蟻酸 91%/21%/1000時間 90%以上
アセトン・ベンゼン 100%/21%/1000時間 90%以上

吸湿性比較

21℃ 湿度65% 湿度95%
コーネックス 5.2% 9.0%
ポリエステル 0.4% 0.6%
ナイロン 3.4% 6.5%
綿 7.4% 20%以上
上記内容は校正中です。
数値、内容についてはご確認下さい。
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