ターポリンは防水?

この生地に防水性はありますか?雨は染みてきませんか?
ターポリンを使って機械カバーや保護具等のご利用を検討されているお客様に多く頂く質問です。
そもそもターポリンとは、英語で防水布を意味するtarpaulinが日本でも定着したもので、語源はその昔タール(tar)を塗ったキャンバス生地の覆い布(pall)が合わさって使われるようになった言葉とも言われております。

現代の日本ではポリエステルやナイロンなどの織物の両面に塩ビ樹脂を貼り合わせた積層シートの総称で使われており、我々テントシート業界ではフィラメントを使用した織物にフィルムをラミレートしたシートを指して使われる事が一般的となっております。

肝心な冒頭のご回答ですが、その名前の由来の通りターポリンには防水性があり、 雨が染みてくる様な事はありません。(結露等で濡れる可能性はあります。)

ただ我々の業界のターポリンという物は、特別耐候性が高いというものでもないので、 数年単位の長期で使用すると経年劣化で雨は浸透してきたり、そもそも樹脂の薄いタイプは屈曲時にピンホールと呼ばれる穴が開く事もございます。

使用環境やご利用頂く期間に応じて、テント倉庫膜材やトラックシートの様な丈夫な 生地のご検討もしていただけたら幸いです。
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