防音シートは特別?
大きく違う点としては、仮設工業会の基準を元にこの生地は防音の効果があります。という担保があるかどうかという点です。
防音シートの認定基準として『音圧法の試験方法は,JIS A 1416「実験室における建築部材の空気音遮断性能の測定方法」による測定に準じる。音響インテンシティ法の試験方法は,JIS A 1441-1「音響-音響インテンシティ法による建築物及び建築部材の空気音遮断性能の測定方法-第1部:実験室における測定」に準じる。』(仮設協会の防音基準より引用)とあります。
その試験結果として500Hz時に8.0dB以上、1000Hz時に11.0dB以上の音響透過損失性能を有するもので、防炎性能があるシートであれば「素材」としての防音シートとなります。
大きな音が出やすい解体工事等を行う場合に使用されるシートなので、他にも仮設工業会の基準もありますが、これはあくまでも仮設時のシート加工や取付方法についてとなります。
一般的なシートによる防音対策としてはざっくりと出来るだけ隙間なく、全面を囲って音が漏れなくなる様にしましょう。となります。
その上で前述の仮設工業会が認めた防音性能を有したシートを使用したら、お客様へより安心していただけると思います。
下記グラフは1.0㎜以下の防音シートの音響透過一覧のデータですが、どれも基準値を満たしており効果があると考えられます。
より厚みがあるシートの方が高い効果は期待できますが、弊社で扱っている「防音」をうたう商品としてはサウンドシャッターKN3000が最も厚い2.0㎜となります。
もっと厚みがある商品も存在はしておりますが、「防音」の試験を行っていないや「防炎」がない等、もともとの用途として「防音」を想定していないものとなります。