透明ビニールが曇る理由(湿気要因)

ある日突然、カーテンとして使用していた透明ビニールが白濁した様になってしまい、曇って視認性が落ちてしまう事があると思います。
特に梅雨の時期や、夏場などの湿気が多い場合に発生する可能性があります。
透明ビニールは透明でつるつるしている様に見えますが、実際は見えないだけで微細な孔や分子レベルの隙間構造を持っています。

雨の日や高湿度の環境では、大気中の水分がこれらの微小な隙間よりも小さいので浸透し、ビニールの表面に吸着されます。
軟質塩ビの分子の隙間に水の分子が入り込んでしまう事で、ビニールの中で乱反射が起こり透明性が失われたように見えます。
殆どの場合は上記の様な小さな隙間に入り込んでいるので、タオル等で拭いても大きくは改善されない可能性があります。
湿気が要因である場合は、時間とともに乾燥したら水の分子が抜けていくので透明性が戻ります。
この時に微細なゴミや埃が一緒に分子間に入ってしまっていると、それらが残りあまり改善されない場合もあります。
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